農家の方と話していると、同じ作物でも地域によって栽培方法が違ったり、独自の考え方を持っていたりすることが知ることができ本当に面白いです。ただしこの面白さを農家本人は気付いていない場合がほとんどですが…。そんな中、日本の農業現場では特に高齢化が進行しており、そのためかインターネットの活用があまりされていないように感じます。個人的には多くの生産者がインターネットを使って情報発信をするようになれば面白くなると思っています。
またインターネットを利用することで生産者と消費者が簡単に直接繋がることもできます。それにより味の感想や消費者の求める作物といった情報を得ることもできます。一般企業は消費者を分析して商品やサービスに反映するマーケティング思考が当たり前となっているので、この思考を農業生産者が持つことで日本の農業はさらに良くなると感じます。
農作業の一つに「インターネット活用」が入る時代に
農業の目的は「高品質なものを安定的に生産し儲ける」ということだと思います。つまり作物を生産するだけでは不十分であり、事業として”儲け”なければなりません。農家の多くは”生産する”という点においては試行錯誤を重ね、また新規の技術を取り入れて発展してきましたが、”儲ける”ための試行錯誤を仕事としてできている生産者は少ないと思います。
この”儲ける”ための試行錯誤に現代ではインターネット活用が必須です。田植えや水管理といった作業の並びでインターネット活用が入るイメージです。情報発信とネットワークの構築により個人でも世界に繋がることが可能になります。また農業情報が共有されることで、各産地の技術が融合されて新しいものが生まれるかもしれません。
新しいことにチャレンジするのは不安が大きいと思いますが、多くの農家に取り組んでほしいと強く思います。