はじめまして。とある農薬会社に勤めて山梨県と長野県を担当しています。
農業について
農薬メーカーという農業にまつわる仕事について25年以上が経ちました。農業業界というのは保守的で、なかなか新しいことへのチャレンジができない業界と思っていましたが、実際は全くそんなことはなく、特に近年は目まぐるしくすごいスピードで世界が変わっていっています。IoTやドローンといったアグリテックの盛り上がりもそうですが、新たな品種改良や生産技術といった今までの技術の改良、そして町づくりとの連携といった一つの産業を超えた活動も多くで見られます。
それと同時に農業の課題の多さにも驚かされます。高齢化と担い手不足、所得の低さ、自然災害といった昔から続く課題にプラスして、新たな技術の連携やTPPに代表される輸出入の課題も発生しています。高齢の生産者と話をしているとあまり明るい話題にならないことが多いです。
ただ見方を変えると、このように多くの課題が常日頃発生している業界は珍しく、やり方は無限にありとても面白いと感じています。何とか日本の農業の課題を少しづつでも解決していきたいという思いを持っていても、私はまだまだ知識も経験も不足しています。
自分はもっと農業現場を知りそして経験を積むことが必要だと感じたので、山梨県でぶどうのシャインマスカットを栽培することに決めました。ぶどう栽培だけではなく、多くの農業現場を見て経験し、その経験を農業現場のソリューションに繋げることで、その少しでも日本の農業へ貢献できればと考えています。「日本の農業をさらに魅力あるものに!」の実現に向けてチャレンジをしていきます。
今回の山梨県でのぶどう栽培をするにあたり、ただの農薬メーカーの一人のセールスマンに対して多くの協力を得られたことに感謝いたします。